物理学

物理学

ブレイン、T双対

(ニーチェ『こうツァラツストラは語った』真昼時)歌うな、おまえ、草のあいだの虫よ、おお、わが魂よ!ささやきも、もらすな!見よ–––静かに!年老いた真昼が眠っている、唇を動かしている。彼はいままさに幸福の一滴を飲んだのではないか?–––書類の...
物理学

ループ量子重力理論

究極の物理理論をつくるには、お互いに矛盾しているように見える一般相対性理論と量子力学を混ぜ合わせて、辻褄を合わせなければならない、ということはわかります。ループ量子重力理論や超弦理論は、そのような究極の物理理論の候補です。超弦理論の方は少し...
物理学

丹部幸博「コーヒーの科学」を読みました。

コーヒーノキとコーヒー豆私たちが普段飲んでいるコーヒー、もっと具体的にいうと「飲み物としてのコーヒー」は、元をたどれば、「コーヒーノキ」というアカネ科の植物の種子を原材料として作られています。コーヒーノキの祖先はおよそ2730万年前にクチナ...
物理学

佐藤文隆、小玉英雄「一般相対性理論」を読みました。

Ashtekar理論Ashtekar理論を見ます。4脚馬すなわちベクトル場の正規直交基底、とあります。実は、この2階の作用積分は適当な補助変数を用いることにより、基本変数の1階微分までしか含まない作用積分に書き換えることができる。ここで、線...
物理学

大貫義郎「場の量子論」を読みました

漸近的世界調和振動子とFock空間、真空つまりこのような系では、ハミルトニアンは自由ハミルトニアンにはなっておらず、したがってこのままではFock空間を設定することができない。あとの議論でみるように、このような理想的な状況が実現可能であるこ...
物理学

量子逆散乱法

和達三樹著「非線形波動」を読みました。量子逆散乱法とは何だったのでしょう。古典論での逆散乱法にならって、QNLS模型に対して、次の補助線形問題を付随させる。そんな都合良くできるのですね。(7.18)の初めの式\(=0\)は、QNLS模型が無...
物理学

統計力学について

鈴木増雄の「統計力学」を読みました。相転移については平均場近似、Landau理論、スケーリング則を、非平衡系については、揺動散逸定理、線形応答理論を、心に留めます。その他にも盛りだくさんですが、それは今後の課題です。
物理学

言語とフラクタル

田中久美子「言語とフラクタル」を読みました。覚えておこうと思った部分を抜粋します。とはいえ、本書で示すのは、言語が完璧なフラクタルとしてあるのではなく、むしろ壊れたフラクタルのようなものである、という点である。本書の表題に、フラクタルと掲げ...
数学

Bäcklund変換とは

Bäcklundさんの変換とは何か。「Bäcklund」で「ベックルンド」と読んでください。本記事では原語の綴り「Bäcklund」が好みなので、カタカナではなくこちらで書きます。ドイツ語のウムラウト「ä」の入力方法を知らず調べるのに苦労し...
数学

「Bäcklund変換」の理解のために「変換」の意味をおさえる

非線形波動の書籍で目にして以来、Bäcklund変換に興味を持つようになりました。Bäcklund変換というものが、初めは全くピンと来なかったのですが、何とかBäcklund変換という概念が解るとはどういうことかを体感したいと思っています。...