古事記オヨムト

古事記を読むと、やたらと「八」を強調してくるのは、日本の聖数だかららしい。あと「八俣ノロチ」でなく「八俣ノロチ」って書いてあったのが、むしょーに気になる。ブツブツ、、、

なんでこんなちっちゃいことを気にしているんだろう。それは、文化によって何がタブーなのか気にしないと、怖い思いをすることになる、ってことを古事記を読むことで学んだからかもしれない。

「見るな」の禁忌を犯して、イザナギノミコトの見たものは、イザナミ命の屍体に化成した八雷神やくさのいかづちのかみであった。「私に恥をかかせましたね」とイザナミ命を怒らせてしまい、八雷神が追っかけてくるが、イザナギ命は何とか黄泉国から脱出した。

しかし、そんな恐ろしい話があったのに、、、命知らずのスサノオは、亡き母、イザナミ命のところに行きたいと言ってしまう。その結果、父イザナギ命の激怒をかい、追放される。

一方、古事記を読んで、覇気の嵐を起こしつつ猪突猛進でOK!とも感じる。

スサノオは高天の原から追放されて、出雲の国に天降った。

「お前の泣くわけは何か」

出雲国の肥河の川上に天降った須佐之男命は娘を間に置いて泣く老夫婦に会い、「蛇なのでチロチロと舌を出す、多分。その目は赤かがちのごとくして、身一つに八頭・八尾あり。」と恐しい人食いの八俣の大蛇の話を聞く。

「俺がもし今から八俣ノヲロチを退治したら?」

「ねろねろ」と饗応し、溢れるほど酒を飲んで眠ってしまったヲロチは、「イテッ」と感じる隙間もなく、退治されてしまった。

「こは草なぎの大刀ぞ。」

そして大蛇の尾から草薙の剣を得る。

ヒールっぽいブレーキが故障したヒーローのスサノオが、実はアマテラスの弟だと聞いた老夫婦に「娘を差し上げましょう」と言われ、あっさりヲロチをやっつけてしまった話。これは、ギリシア神話の、英雄ペルセウスが怪蛇の犠牲に捧げられる娘アンドロメダを救う話と同型らしい。

お酒に酔っ払うとしゃっくりが出る ヒックヒック、忘年会シーズン、お酒の飲み過ぎに注意しましょう!

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