キケロ「弁論家について(上)」

気になったところをメモ

このテーマで私たちが議論をすれば、お前は再三私と意見を異にし、雄弁とは最も教養ある人々の技術に依拠するもの、という私の見解に対して、雄弁は学識の洗練度とは切り離して考えられるべきものであり、ある種の才能とある種の実践に依拠するものとみなすべきだと思うと常々お前は主張している。

私の弁論の技能の全体は、先ほど言ったように、三つの要件から成り立っている。つまり、

  1. 第一は聴衆に好意を抱かせること、
  2. 第二は教化すること、
  3. 第三は心を動かすこと、

の三要件である。

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